
年末のおせち料理で人気の「伊達巻」。
でも実際に作ろうとすると「オーブンがない」「巻きすがない」「焦がしそう」と感じて、買って済ませる人も多いのではないでしょうか。
実は、フライパンひとつでふわふわに仕上げる伊達巻が作れます。
はんぺんを使えば、すり身の手間も不要。家庭でも失敗しにくく、忙しい共働き家庭でも手軽におせちの一品が完成します。
オーブン不要!フライパンで作る伊達巻の魅力
伊達巻は本来、白身魚のすり身と卵を合わせて焼く料理。
そのため「オーブン必須」と思われがちですが、実はフライパン+弱火+蒸し焼きで同じように仕上がります。
さらに、すり身の代わりにはんぺんを使うことで、ふんわり軽い食感と自然な旨みが出ます。
調味料も家にあるものでOK。
特別な準備をしなくても、見た目にもお正月らしい一品が完成します。
材料と道具|スーパーで揃う身近な食材だけ
材料(20cmフライパン1枚分)
- 卵 … 4個
- はんぺん … 1枚(約100g)
- 砂糖 … 大さじ3
- みりん … 大さじ2
- 白だし … 大さじ1(なければ薄口しょうゆ+塩少々)
- サラダ油 … 適量
使用する道具
- フライパン(20cm前後)
- ミキサーまたはフードプロセッサー
- ラップ、まきす(またはアルミホイルでも可)
どれも家にあるものでOK。
オーブンを使わないため、洗い物も最小限で済むのがうれしいポイントです。
作り方|フライパンでふわふわに仕上げるコツ
① 材料を混ぜる
はんぺんをちぎり、卵・砂糖・みりん・白だしと一緒にミキサーで攪拌します。
なめらかになるまで1分ほど混ぜ、空気を含ませることでふわっとした食感に。
(フードプロセッサーがない場合は、はんぺんをフォークでつぶしてよく混ぜてもOK)
② 弱火でじっくり蒸し焼き
フライパンに油を薄くひき、中火で一度温めたあと、濡れ布巾の上で少し冷まします。
火をごく弱火にし、卵液を流し入れたらアルミホイルをふんわりかぶせて10〜12分焼きます。
※ポイント:焦げやすいので途中で一度確認を。
生地の中央まで固まったらOKです。
③ 熱いうちに巻く
焼き色がついた面を外側にして、ラップの上に取り出します。
熱いうちに巻きす(またはアルミホイル)で巻き、両端を輪ゴムで止めて形を固定。
そのまま冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
冷める間に卵が締まり、断面の渦がきれいに出ます。
④ カットのコツ
完全に冷めてから包丁で切ると、崩れずきれいな渦模様になります。
温かいうちに切るとボロボロになるので注意。
厚めに切るとおせちらしい存在感が出ます。
失敗しないための3つのポイント
- 火加減はとにかく弱火
焦げ防止のため、コンロによっては「とろ火」がベスト。 - 卵液はしっかり混ぜて空気を含ませる
空気が多いほどふわふわに。 - 焼き上がったらすぐ巻く
冷めてから巻こうとすると割れやすくなるため、熱いうちが勝負です。
この3つを守るだけで、家庭でも見た目も味も立派な伊達巻が作れます。
アレンジ例|お弁当にも使える伊達巻応用
- 🍯 甘さ控えめ伊達巻
砂糖を半量にすると、朝食やお弁当にぴったり。 - 🦀 カニカマ入り伊達巻
赤色が加わっておせちらしさUP。お子さんにも人気。 - 🍳 ハーフサイズ伊達巻
卵2個+はんぺん半分で作れば、少人数家庭にも無駄がありません。
おせち限定ではなく、普段のおかずやお弁当にも活用できる万能レシピです。
よくある質問(FAQ)
Q:巻きすがない時は?
A:ラップとアルミホイルを重ねて代用可能。きつめに巻いて形を整えればOK。
Q:冷蔵・冷凍保存は?
A:冷蔵3日、冷凍2週間。自然解凍で食感が戻ります。
Q:はんぺんなしでも作れる?
A:すり身+卵白+砂糖でも可能ですが、ふんわり感はやや落ちます。
まとめ|フライパンひとつで“わが家流伊達巻”を
フライパンと身近な食材だけで、伊達巻は十分きれいに作れます。
はんぺんの力でふわふわ感も失敗知らず。
家庭用おせちの中で、「見た目に華がある」「子どもが喜ぶ」一品としておすすめです。
今年のお正月は、無理なく作れる“わが家流伊達巻”で新年を迎えましょう。
もっと簡単に全体の流れを知りたい方はこちら:
家庭用おせち料理の簡単レシピ3品+時短アイデア
→ 3品+市販品で完成する「わが家流おせち」全体の段取りを紹介しています。

