ひな祭りに用意したい伝統料理をご紹介 自宅で作る時のレシピも♪

毎年3月3日は、女の子の健康と幸せを願う「ひな祭り(桃の節句)」が行われますね。

この時期になると、ひな人形を飾るご家庭も多いのではないでしょうか。

その「ひな祭り」の際に欠かせない行事食にはどんなものがあるかご存じですか?

ここでは、昔から食べられてきた伝統的なものや定番のものなど、

「ひな祭り」にぴったりな、春を感じさせる料理をご紹介します。

また、自宅で「ひな祭り」の行事食を用意する場合のレシピも一緒にご紹介したいと思います。

ちらし寿司

豪華な見た目がお祝いの席にぴったりなちらし寿司。

大きなお皿に盛りつけてテーブルに置いたら一気に雰囲気が出ますね!

ちらし寿司自体の歴史は江戸時代からのようですが、

ひな祭りに出される料理としての定着は大正時代あたりからだそうです。

お祝いの日に作られる料理だけに、使われる材料も

長生きを意味する海老や、

金運に恵まれる事を意味する錦糸卵

など、縁起の良いものがたくさん使われています。

自分で作る場合は、昔からの材料だけにこだわらず、

オリジナリティを加えた材料で作ってみるのも良いかもしれません。

また、一口サイズのてまり寿司をいろんな材料で作って盛り付けるのも楽しそうですね!

ちらし寿司の作り方

材料4人

・ごはん        660g(2合分)

・マグロ(刺身用)   150g

・サーモン(刺身用)  150g

・ホタテ(刺身用)   150g

・いくら        50g

・きゅうり       1本

・大葉         3枚

・塩(きゅうり用)   ひとつまみ

・白いりごま      大1

卵焼き

・卵          2個

・砂糖         大1

・塩          ひとつまみ

・サラダ油       小1

すし酢

・砂糖         大2

・塩          小1

・酢          大4

デリッシュキッチンさんのレシピをご紹介させていただきました。

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

はまぐりのお吸い物

はまぐりのお吸い物も、ひな祭りにぴったりの料理です。

はまぐりのような二枚貝の殻は、

対になっている殻以外ぴったりと合わない事から

仲の良い夫婦を表現しているもので、

将来、娘が良い相手と出会い結ばれる事を願っての料理と言えます。

なお、作る際に、鰹(カツオ)の出汁は使わないという事や、

開いたはまぐりの殻の両方にそれぞれ身を乗せて盛り付ける、などありますが

自身の都合に合わせた作り方で楽しめれば良いのではないかと思います。

はまぐりのお吸い物の作り方

材料2人分)

・はまぐり(砂抜き済)   6個

・菜の花          2本(20g)

・昆布           1枚(5g)

・酒            大1

・塩            小1/3

・水            400cc

デリッシュキッチンさんのレシピをご紹介させていただきました。

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

菱餅

ひな祭りの際、ひな人形への飾りとして欠かせない菱餅。

この菱餅にも、女の子の健康な成長を願う気持ちが込められています。

ひな祭りの元となった中国の「上巳節」が日本に伝わった際、

母子草を入れた餅を食べるという風習も同時に伝わりましたが、

日本ではヨモギを使った餅に変化し、

また、江戸時代の初期にはヒシの実が入った白い餅を重ねるようになり、

形も現在の菱形になっていきます。

また、明治時代にはクチナシで色付けされた赤色の餅も重ねられるようなり、

現在の一般的な3段の菱餅の色や形が定着したようです。

重ねるときには、上からピンク(赤色)→白→緑で並ぶことが多く、

ピンク(赤、紅色)は「桃の花」を表現しており、

魔除けなどを意味しています。

白は「雪」を表現し、子孫繁栄や長寿を意味します。

緑は、「新芽」を表現し、健康や厄除けを意味します。

諸説はあるようですが、

この並びで、「桃の花が咲いている雪の下から新芽が芽吹く」という

春の訪れを表現しています。

また、菱餅には地域や各家庭によっては5段や7段の菱餅もあるとのこと。

色の順序も特に決まりはありませんので、

自分で菱餅を作る場合も、好きな配列で楽しむのも良いかと思います。

菱餅の作り方

材料2人分)

・上新粉     300g

・白玉粉     60g

・砂糖      300g

・水       450cc

・抹茶      大1

・湯       大1

・食紅      少々

デリッシュキッチンさんのレシピをご紹介させていただきました。

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

桜餅

桜餅は、江戸時代に長命寺というお寺で

おもてなしのお菓子として提供されていたのが始まりで、

ひな祭りの行事食として作られたものではありません。

ただ、ピンクや緑といった色合いが春らしくてひな祭りに合う、

また、男の子を祝う端午の節句で柏餅を食べる事から、

それと対になるようにしたのが習慣化した、

など、色々と諸説あるようです。

自宅で作る場合、揃えにくい材料もあるかもしれませんが

是非一度は作ってみたいですね

桜餅の作り方

桜餅は関東と関西で少しタイプが異なります。

関東は「長命寺」、関西では「道明寺」として、見た目や食感も異なります。

関東風桜餅(長命寺)

材料6個分)

・サラダ油       小1

・こしあん       180g

・桜の葉の塩漬け    6枚

生地

・白玉粉        10g

・薄力粉        40g

・砂糖         20g

・食用色素(赤)    少々

・水          90cc

デリッシュキッチンさんのレシピをご紹介させていただきました。

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

関西風桜餅(道明寺)

材料6個分)

・こしあん       120g

・桜の葉の塩漬け    6枚

・道明寺粉       100g

・砂糖         20g

・食用色素(赤)    少々

・水          150cc

デリッシュキッチンさんのレシピをご紹介させていただきました。

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

ひなあられ

ひな祭りの時期にひな人形が飾られるようになった江戸時代の頃、

女の子への厄災の身代わりになってくれる人形に感謝の気持ちを込めて

人形とともに外出し、春の景色を見せてあげる「ひなの国見せ」という風習が生まれました。

その際に、外でも簡単に持ち歩けるようにと、

菱餅を砕いて作ったものが「ひなあられ」の始まりとも言われています。

菱餅と同じように、ピンク、白、緑から出来ており、

その色が意味するところも同じです。

また、黄色を加えた4色のものもあり、

これは四季を表していると言われています。

また、同じひなあられでも関東と関西では、原材料や形、味などが違います。

ひなあられの作り方

関東・関西だけではなく、

他の地域では、また別のひなあられがあったりしますので、

ここでは地域別ではなく、材料別でご紹介します。

もち米を使用したひなあられの作り方

材料作りやすい分量(もち米80g分))

・もち米       80g

・粉砂糖       大4と1/2

・食用色素(赤)   少々

・食用色素(緑)   少々

・食用色素(黄)   少々

・サラダ油      適量

デリッシュキッチンさんのレシピをご紹介させていただきました。

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

切り餅を使用したひなあられの作り方

材料2人前)

・切り餅         3個

きな粉

・きな粉         小2

・粉糖          小1

いちごパウダー

・粉糖          小2

・ストロベリーパウダー  小1

抹茶パウダー

・粉糖          小2

・抹茶パウダー      小1

クラシルさんのレシピをご紹介させていただきました。

切り餅で簡単 ひなあられ

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

白酒(しろざけ)

ひな祭りに欠かせないお酒が白酒です。

甘酒や白濁した日本酒と混同されがちですが別の飲み物です。

ひな祭りの元となる「上巳の節句」が中国から伝わった際には

桃花酒(とうかしゅ)が飲まれていましたが、

その後、徐々に白酒を飲む風習が広がり、

江戸時代の頃のひな祭りでは、すでに定着していたようです。

白酒の作り方

白酒に関しては、現在の酒税法により規制されている飲み物になりますので、

ほとんどの方が、お酒の製造免許や販売免許を持っていない事を前提に考え

ここでは控えさせていただきます。

甘酒

ひな祭りに飲むお酒として欠かせなくなった「白酒」は

子供が飲むには度数が高すぎたため、

子供でも飲めて、見た目も白酒に似ている「甘酒」が作られ

飲まれるようになりました。

大人でも好きな方はいるのではないでしょうか?

栄養価も高く、美容にも良いと言われています。

市販の物の中には少しとはいえ、アルコールが含まれるものと、

全くアルコールが含まれない2種類の「甘酒」がありますので、

お子様や、車の運転をする方、

妊娠中や授乳中の方、アルコールに非常に敏感な方は

ノンアルコールの甘酒をおすすめします。

甘酒の作り方

前述したとおり、アルコールを含む場合と

含まない「甘酒」がありますので、2種類をご紹介します。

酒粕を原材料に使った甘酒

こちらのレシピはアルコールを含みます。

未成年者の飲酒は法律で禁止されています。

材料1人前(250ml))

・お湯   200ml

・酒粕   30g

・砂糖   大1

クラシルさんのレシピをご紹介させていただきました。

おうちで簡単 酒粕で甘酒の作り方

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

米麴を原材料に使った甘酒

こちらはアルコールを含まない甘酒です。

材料4~5杯分(5.5合炊き炊飯器使用))

・米(洗米済み)   1合

・水         適量

・米麹        300g

デリッシュキッチンさんのレシピをご紹介させていただきました。

作り方の詳細はリンク先をご覧ください。

まとめ

ひな祭りの時の行事食とそのレシピをご紹介しました。

ひと昔前と比べ、家庭で伝統の行事を行う事は減ってきているかもしれませんが、

こういったそれぞれに意味が込められている食事を作ってみるのをきっかけに

日本の伝統行事を他にも色々と調べてみると面白いかもしれませんね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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