
浴室掃除の中でもっとも厄介なのが「黒カビ」。
天井やゴムパッキン、タイルの目地にこびりついた黒い点は、普通の洗剤ではなかなか落ちません。
しかし黒カビは“正しい手順”で取り組めば、家庭でも驚くほど落とせます。
この記事では、黒カビが落ちない原因・効果の高い洗剤の選び方・場所別の最適手順をまとめました。
記事の最後に 無料PDFチェックリスト も用意しています。
黒カビはなぜ落ちにくいのか?
黒カビは「カビ菌が根を張っている状態」です。
表面だけこすっても根が残るため、またすぐ再発します。
黒カビを確実に取るには、
- 塩素系カビ取り剤(次亜塩素酸系)を使う
- “貼り付けて放置”が基本
- 素材ごとに方法を変える
この3点が重要です。
カビ取りに必要な道具一覧
- 塩素系カビ取り剤(強力タイプ推奨)
- ゴム手袋
- マスク
- 保護メガネ(任意だが◎)
- キッチンペーパー
- ラップ
- スポンジ・古歯ブラシ
- 風呂用スクイージー
- 霧吹き(塩素を薄めない用途)
安全対策として 必ず換気扇を回し、窓があれば開ける こと。
【場所別】黒カビを確実に落とす方法
1. ゴムパッキンの黒カビ
最も落ちにくい場所ですが、正しい方法なら家庭でも落とせます。
① 浴室全体を温水シャワー(40~45℃)で温める
→ 汚れがゆるみ、洗剤が浸透しやすくなる。
② カビ取り剤をパッキンに噴射
→ こすらずに“浸透”させること。
③ キッチンペーパーで覆う
→ 落ちない原因の半分は「洗剤が流れ落ちてしまう」こと。
④ ラップで密閉し、20〜40分放置
→ 長時間の密閉で根まで届く。
⑤ 水で洗い流す
→ 落ちない部分は翌日に再度同じ手順でOK。
2. タイル目地
表面は落ちても“奥”に残りやすい場所。
密着させる点はパッキンと同じ。
ただしラップは不要で、キッチンペーパーだけで十分。
- カビ取り剤を噴射
- ペーパーを貼り付ける
- 15〜30分放置
- 古歯ブラシで軽くこする
- 流す
3. 天井の黒カビ
天井は噴射厳禁(自分にかかる危険)。
安全な正解は「ワイパーで塗る」
- 床に新聞紙を広げておく
- フローリングワイパーに乾いたシートを装着
- カビ取り剤をシートに噴射(天井では絶対に直接スプレーしない)
- 天井をクルッとなぞるように広げる
- 放置
- シャワーで軽く流す or 拭き取り
4. ドアのパッキン・排水口まわり
ここは汚れ(石けんカス)が多いので、
- 先に中性洗剤+ブラシで表面の汚れを取る
- その後カビ取り剤を使う
という2段階が効果大。
カビ取り後の「再発防止」こそ重要
せっかく落としても、2週間で戻ってしまうこともあります。
黒カビ予防の必須ルールは3つ。
① 使い終わったら「温水→冷水」の順にシャワー
温かいままだと湿気が残りやすい。
② 水滴をスクイージーで落とす
壁・鏡・床を3分で乾燥させられる。
③ 換気扇は最低4時間以上
可能なら24時間回しっぱなしが◎。
【無料PDF】浴室カビ取りチェックリスト
作業の順番に沿って進められる「浴室カビ取りチェックリストPDF」を用意しました。
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